生産現場で主に課題になっているのが、水稲を加害する斑点米カメムシ類と、果樹に被害をもたらす果樹カメムシ類だ。
アカスジカスミカメの成虫
チャバネアオカメムシ
ツヤアオカメムシ
クサギカメムシ

近年、被害が増えているものの、生態に未解明な点が多いのがイネカメムシだ。読者の声をもとに深掘り取材する本紙の「農家の特報班(通称:のうとく)」が、生態や被害の実態、効果的な対策を精力的に追っている。

昨年は、果樹カメムシ類も猛威を振るった。生息域の北上が指摘されるカメムシもおり、全国的に警戒が求められる。
農水省は昨年の経験を今後に生かそうと、カメムシの被害を抑えられた事例・抑えられなかった事例を各県から集約し、対策のポイントをまとめた。
畦畔にハーブ類を植えて対策をする農家もいる。
捕獲カンタン、暮らしの知恵も。