米の価格が上昇する中、政府備蓄米が放出された。米の流通不足を理由とした備蓄米の放出は、今回が初めてとなる。異例の放出に至るまでを、時系列でたどる。

2024年
■物価高で値頃感のある商材として米に注目が集まり、家庭向けの販売が好調だ。 ■在庫の不足感を指摘する業者が増えている。大手米卸からは「この調子で売れ続けると、24年産新米の出回り前に在庫がなくなる懸念がある」との声も。 ■23年産米は、猛暑による全国的な等級低下を受けて出回り量が減った。6月15 日
▶主食用集荷2%減 23年産 猛暑で出回り少なく
7月26 日~30日
連載〈米の狂騒曲〉
(上)スポット急騰2・5万円
(中)在庫が…米穀店苦悩
(下)駆け込む”一見さん”
8月12 日
▶[農家の特報班]米がある店、ない店…なぜ?

8月27 日
▶米の品薄「順次回復する」 冷静な購買行動を 農相

9月11日
▶新米売れ行き好調 23年産不足、全体販売量は減少
10月29 日
▶1等米8割に回復 東日本主産地上向き
12月20 日
▶輸入米7年ぶり全量落札 計10万トン主食用に

2025年
1月24 日
▶[ニュースアイ]広がる主食米の民間輸入 国産価格回復で値頃感
1月16 日
▶米主産県、軒並み増産 25年産目安
1月24 日
▶備蓄米、放出可能に 不足感解消へ運用見直し
1月31日
▶備蓄米放出、農相が判断 買い戻し「1年以内」 農水省

2月13 日
▶今夏も米不足の可能性 本紙試算

2月19 日
▶[農政岡目八目]備蓄米放出 持続可能な稲作農業を
2月20 日
▶備蓄米放出決定も高止まり 2月スポット価格4・8万円台
2月22 日
▶[活写]備蓄米、放出秒読み
2月28 日
▶米不足23万トンに拡大 備蓄追加放出を示唆
3月4日
▶備蓄米放出「拡大を検討」 農相
3月10日
▶備蓄米入札始まる 第一弾は15万トン