2022年12月13日 [活写]いい土で伸~び伸び(動画あり) | 写真・動画 | 活写 | 紙面と連動した動画一覧 Twitter Facebook Line Mail 山梨県市川三郷町の大塚地区で1メートル以上に育つ「大塚にんじん」の収穫が盛んだ。甘味が強く煮崩れしにくく、正月料理に好まれる。品種は「鮮紅大長」。軟らかくきめ細かな土壌の同地区では特に長く育つという。 JA山梨みらいの大塚にんじん部会長の岩下七郎さん(78)は、30アールで栽培。ショベルカーで脇を1・5メートルほど掘り、1本ずつ手作業で抜き取る。 1950年ごろ、果樹への転換で生産者は3戸まで減少。しかし、西洋ニンジンにはない味わいが口コミで広まり、現在は同部会の50人が約2ヘクタールで栽培するまでに復活した。 岩下さんは「収穫の手間がかかるが、良いニンジンが育つとまた来年も作りたくなる」と話す。(木村泰之) 活写アーカイブ 日本農業新聞の購読はこちら>>