牛乳箱は高さ25・5センチ、幅17・7センチの牛乳瓶が4本入るサイズ。国産の杉材を使用し、職人が手作業で組み立てる。これまで手がけた牛乳箱を展示した工場内には、色とりどりの箱が並ぶ。
木造船を造っていた同社は、1969年に木工の技術を生かし、牛乳箱の製作を始めた。70年代のピーク時には、東日本の牛乳箱のほとんどを生産したという。
同社代表の中島洋巳さん(73)は「お気に入りの牛乳箱を生活に取り入れて牛乳にもっと親しんでほしい」と笑顔を見せる。同社のインターネットサイトなどで販売。オリジナルデザインでの製作も可能だ。(釜江紗英)
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