1位は〝火傷病ショック〟
調査・追跡報道も
首位は、梨やリンゴの生産に使う中国産の花粉の輸入停止が、国内産地に波紋を広げているとの記事です。果樹産地への影響が大きいため、この記事の掲載後も「火傷病ショック」の統一マークを付け、花粉の自給に向けた産地の工夫や新技術の活用について継続的に報道しています。 読者の声を起点とする「農家の特報班」の記事にも関心が集まりました。2、3位の記事とも読者からの疑問に応えて調査・追跡報道をしたものです。2位は、農作物の残留農薬を除去できるとする「ホタテパウダー」について専門家を交えて検証しました。3位も都市部の路上で格安販売されている桃がいったいどこから来ているのかを追跡しました。
「ホタテパウダーで農作物の残留農薬を除去できるという書き込みをSNS(交流サイト)で見て、残念な気持ちになった」。鳥取県の水稲農家の40代男性から、…
本紙独自の情報として、営農技術や農機関係の情報への関心の高さもうかがえました。万能管理機の発売が5位、農研機構の技術記事が7位に入りました。
マダニ(8位)やトコジラミ(13位)といったヒトに害をもたらす虫の話題も閲覧回数が多くなりました。
本紙としての主張を展開し毎日掲載している「論説」では、米の価格をテーマにした回がランクイン。今年は資材高騰が続く中、昨年比では上向いた米の価格に関心が高く、概算金の情勢記事も28位でした。
日本農業新聞電子版
閲覧回数ランキング(下半期)
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(2024年1月8日まで)
1 火傷病で中国産花粉禁輸 産地に波紋 農水省「自給求める」(10月4日)
2 [農家の特報班]農薬を除去?「ホタテパウダー」怪しい効果(7月22日)
4 “ほしいもの”必ず見つかる 東京都足立区に専門店(9月17日)
5 万能管理機の販売始まる 防除、中耕、肥料散布に クボタ(11月21日)
6 [農家の特報班]インボイス理由で取引停止 一方的通知「寝耳に水」(10月18日)
7 田植え1回 収穫2回 ひこばえ実らせ再生二期作 農研機構(10月5日)
8 どう防ぐマダニ感染症 「刺されない」が最優先(7月14日)
9 [農家の特報班]除草剤で街路樹は枯れる? ビッグモーター騒動でメーカー見解(11月10日)
11 [論説]23年産米価格 「多面的機能」判断材料に(7月18日)
12 日本産“不合格”台湾検疫で多発 農薬基準 業者の認識甘く(9月17日)
13 「トコジラミ」令和に復活!? 気温高止まり「冬眠」知らず(11月2日)
14 肥料助成 一括で上限1500万円に 申請手続き見直し(11月15日)
15 種雄牛「福勝鶴」育種価トップ級 父「福之姫」上回る(8月9日)
16 尻に傷、やっぱり「OSO18」 凶暴ヒグマ、ジビエで出荷(8月24日)
17 粒状肥料で2段施肥 田植え機に機械取り付け 水稲で国内初(10月31日)
18 [農家の特報班]路上販売の桃どこから(下)(9月9日)
19 [軽トラ フル活用](3) 荷台に屋根 電動式で上げ下げ10秒(10月26日)
20 米の作況、34都府県で「平年並み」 8月15日現在(9月1日)
21 畑地化支援 農水省が単価下げ提案 自民から異論(11月1日)
22 [農家の特報班]ホタテパウダー「水道水と同じ」 識者検証(8月17日)
23 [軽トラ フル活用](1)もみ殻コンテナ シートごと滑らせ散布(10月24日)
24 異例の猛暑で米等級低下 主産地「災害だ」 農家減収懸念(9月21日)
25 農作物盗難、その上肥料まで 茨城・つくば市(9月23日)
26 農産物価格転嫁「できず」7割 本紙集落営農調査(10月24日)
27 トラクターだけで落水口設置 小麦の排水対策 三重・JA伊勢(12月8日)
28 米概算金1000円超上げ 23年産 販売環境が好転(9月9日)
動画トップは「ホタテパウダー」
軽トラ企画も
この他、軽トラの多様な使い方をまとめた連載企画の動画が好評でした。内容が伝わりやすい営農技術の動画も上位に入っています。
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