模型の全長は実物の50倍に当たる約2メートル。段ボールやキッチンペーパーの芯などを素材にした。触角は幼虫を駆除する、樹幹注入剤のノズルを使い、虫に対する「怒り」を込めたという。
県内でも被害が多い同市では、防除に当たる市民有志「クビアカみっけ隊」が発足。小学校などで出前授業を開いているが、虫が小さ過ぎて分かりにくい課題があった。それを聞いた中島さんが「着ぐるみサイズなら分かりやすいのでは」と制作した。
中島さんは「模型を人が背負えば劇にも使える。農家の果樹被害が減ってほしい」と話す。
病害虫図鑑
クビアカツヤカミキリ 果樹被害、急速に進行
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